学修レベル認定制度

【ジャンル1 基礎学力】

 大学生としての幅広い教養を身につけ、各専門分野を切り開く基礎能力を大学時代に身につけること、さらに大学院以降での研究活動に活用できる基礎学力を備えることは大変重要なことです。ジャンル1では、特に1、2年次に全学教育として履修する教科内容が身についているか、個々の教科で学んだ内容を総合して活用する力が身についているかを評価します。

 ジャンル1(基礎学力)は「全学教育科目成績ポイント」と「統一テスト成績ポイント」の合計ポイントで評価し、レベルを判定します。

 「全学教育科目成績ポイント」は、全学教育科目として実施される科目群(基幹科目、展開科目、共通科目)の成績及び単位数より決定します。各科目で良い成績を上げるか、または単位修得科目数が増えるとポイントが上がる仕組みで、学習に取り組んだ分だけ確実にレベル値が増えていきます。この科目成績ポイントは、履修した学年は問わず、例えば3、4年次で履修した場合においても加算対象となります。

 「統一テスト成績ポイント」は、毎年4月初旬に実施する統一テストの総得点です。統一テストは、1年次終了の工学部生として身につけておいて欲しい知識や問題を解決する力を問うもので、1年次に学習する数学、物理学、化学に関する科目(演習を含む)の内容を中心に出題します。授業内容レベル以上の問題も含まれる可能性もあり、学生の皆さんの自主的な学習を奨励します。統一テストの受験は主に1年次終了時点を想定していますが、上位学年での受験(再受験を含む)も制限をしませんので、何度もチャレンジできます。

 基礎点はレベル1です。全学教育科目は2年生前半までにほぼ履修し終わるので、1年生終了時にレベル3に到達、2年生始めの統一テストでレベル6に到達、2年生前半終了時にレベル7に到達することを目指します。

統一テストについて

統一テストでは、数学、物理学および化学に関する科目(演習を含む)より出題し、統合的な問題も含めることで、単一の科目だけではなく複数の科目から得た知識を統合して使う能力を評価する。

実施時期:
毎年4月上旬(新学期開始より前)
2025年度実施日時は秋にお知らせします
12:30 受付開始
13:15 入室終了、説明開始
13:30-14:20 必答問題(大問1)の試験時間
14:20-16:30 選択問題の試験時間
16:30-17:00 解答用紙の回収、アンケート
17:00 解散
主な対象:
工学部の新2年生は全員(10月入学生は1学年下の4月入学生と一緒に受験)
 :2025年度実施分はC4TB春入学者とC3TB秋入学者が該当(IMAC-UのC4TB秋入学者も含む)
  →申し込む必要はありません(申し込まなくても全員の席が準備されます)

3年生以上の受験(再受験を含む)もできるが事前申込が必要
 :2025年度実施分はC3TB春以前の入学者が該当
  受験申込フォームは2024年秋に掲載予定
試験会場:
川内北キャンパスの教室
試験時間:
3時間前後(年度により異なる可能性あり)
試験内容 (年度により異なる可能性あり):
  • 1年次終了の工学部生として身につけておいて欲しい知識や問題を解決する力を問う。
  • 1年次で学習する、数学物理学演習I・II、線形代数学A・B、解析学A・B、物理学A・B、化学A・B・Cに含まれる内容を中心に出題するが、授業で教えた範囲内とは限らない。
  • 解答形式は、マーク式と記述式の混合とする。
  • 出題数と解答数:大問8問のうち5問に解答する。
各科目の出題数と内容
  • 数学3問 ①工学的な総合問題(数学物理学統合問題)、②主に線形代数学、③主に解析学
  • 物理学2問 ①主に物理学A、②主に物理学B
  • 化学3問 ①主に化学A、②主に化学B、③主に化学C
問題選択のルール
  • 数学①「工学的な総合問題」は全員必ず解答する
  • 物理学、化学からそれぞれ1問は解答する
  • 化学を3問とも選択することはできない
選択問題(大問2~7)の解答パターン(下記の4つのみ)
  • 数学2問-物理1問-化学1問 (機械・知能航空工学科はこのパターンのみ)
  • 数学1問-物理2問-化学1問
  • 数学1問-物理1問-化学2問
  • 数学0問-物理2問-化学2問