【ジャンル5 価値創造力】
昨今の世界的なグローバル化の波を受け、日本国内だけでの競争共同社会では対処できない課題が非常に多くなり、対外的な交渉力を有した国際性豊かな人材が強く求められています。単に外国人とコミュニケーションできるだけの語学力や情報発信力だけでは不十分で、研究力を基盤とした戦略性、システムデザインなど要素技術を組み合わせて新しい社会システムや製品を生み出す力、新しい価値を創出できる力が不可欠です。ジャンル5(価値創造力)では、将来的な展望と国際的な視点を備える力、技術や人を活かすマネジメント力、実践的な研究開発力など多面的な能力を評価します。
ジャンル5(価値創造力)では、下記のような様々な自主的活動の成果によりポイントを付与します。論文発表や学会発表などは本来卒業認定とは関係のないものですが、学生が積極的に取り組んだことを評価し認定していきます。ポイント付与基準は、工学部で大枠では共通ですが、詳細は各学科により異なります。科目の単位修得以外については、各自がポイントを申請する必要があります。各学科に申請して認定された活動とポイントを工学教育院が承認します。
- 工学教育院特別講義を含め、学部/大学院開講科目の中の指定科目の単位修得
- 国際工学研修やインターンシップ
- 学会発表、論文発表
- 受賞、資格認定など
- その他、課外活動など自主的な活動
ジャンル5に指定している科目や活動では、次のような項目に関して評価しています。上位の学年になると更に高度な評価項目になりますが、1~3年生のうちは下記の項目を意識して取り組んでください。
[ジャンル5に指定された科目や活動の評価項目(1~3年生)]
- 自分と異なる考えや価値観でも尊重して理解しようとする姿勢(柔軟性、国際性)
- 技術以外のことも含めて社会が必要としているものを認識する力
- 専門外や未知の世界に入っていく好奇心と勇気
- 自分の考えを発信する力(自己表現力)
- 多くの意見をまとめて全体の意思決定をする力(リーダーシップ)
- 興味ある物事を追究する力(情熱、粘り)
- 人的ネットワークを自ら構築していく力(積極性)
ジャンル5の対象となる科目および活動
○指定科目(ポイント申請不要)
- 指定科目_共通
- 学系指定科目【別表】
【別表】学系指定科目
各学科・系がジャンル5に指定する科目です。(科目を指定しない学科・系もあります。)
いずれかの学科・系で指定された科目については、他の学科・系の学生が単位修得した場合も、同じようにポイント付与されます。
- 建築設計AI・AII・BI・BII・CI・CII
- 建築計画基礎論
- 施設計画論
- 鉄筋コンクリート構造の設計
- 建築鉄骨構造の設計
○対象となる活動(ポイント付与については要申請)
- 学問論演習 発表、受賞
- 学生実験発表会 受賞
- USTB exchange program 発表、受賞
- 協定校プログラム(シンポジウムなど) 発表、受賞
- STEP-QI スクール
- 国際戦略講座
- TGL課外学習のうち全学が実施しているプログラム
- 国際学会、国内学会 発表
- 学会発表に伴う受賞
- 論文発表、作品発表
- 著書、著作物
- 特許
- 単位認定外のインターンシップ
- 単位認定外の海外研修や国際交流プログラム
- 海外留学(3ヶ月以上)・・・国際工学研修のポイントに更に加点
- SLA(スチューデント・ラーニング・アシスタント)
- TA(ティーチング・アシスタント)
- AA(アドミニストレイティブ・アシスタント)
- ユニバーシティ・ハウスアドバイザー
- 留学生のチューター
- アウトリーチ活動(SSHやサイエンスカフェの補助業務、サイエンス・エンジェル活動など)
- 学内外で非常勤講師等、教育活動への従事(塾講師や家庭教師を除く)
- 各種受賞、奨励金、資格認定など
- 学友会・サークル活動・学生団体・学生団体の活動
- ボランティア活動
- 自主プロジェクト(社会活動)
- その他