学修レベル認定制度

【ジャンル3 課題解決/論理展開力】

 講義を履修し、教科書を理解して問題を解くだけでは、社会で起こる様々な課題に対しての解決法を見いだすことは出来ません。何が問題となっているか、どうすれば解決する道が開けるかなどの課題をとらえる力をはじめ、情報を集め整理することや、課題に対して取り組む力などの研究力、得られた成果をまとめ、文章やプレゼン資料として論理立てて説明を行う力など、様々な能力を評価します。

 課題解決に対して自分の考えをしっかり持つことや、それを他者に理解してもらうために説明をする能力も評価対象に含まれます。そのための論理構成力や文章表現能力など、大学の講義(座学)だけでは十分学習できない力も評価します。

 ジャンル3(問題解決/論理展開力)では、様々な課題に対して取り組み、解決に導く能力に対して評価を行います。下記に示すような大学内で行われる卒業研究や修士研修を含め、該当するセミナー、研修などの成績によりポイントが付与されます。ポイント付与基準は各学科により異なります

  • 創造工学研修
  • 各学科や各コースのセミナー・研修
  • 卒業研修(卒業研究)
  • その他各学科で指定する科目
  • 修士セミナー等
  • 修士研修

 基礎点はレベル1です。ポイント付与基準は各学科で異なりますが、卒業時にレベル3~4、大学院前期課程修了時にレベル7を目指すのは共通です。

 ジャンル3には、本格的に研究に入っていく前の準備段階(1年生~3年生までの研修など)にあたる科目も指定されています。これらの科目や研修では、次のような項目に関して評価しています。是非、意識して取り組んでください。(卒業研修や修士研修では、より高度な評価項目となります。)

[1年生~3年生における研修等の評価項目]

  1. 与えられた課題に対して自分で文献等を調べる
  2. 学術論文を読んで、内容を論理的に理解する
  3. 与えられた課題の解決方法を自分なりに考え提案できる
  4. 当該分野で取り扱われる基本的な現象のメカニズムを理解する
  5. 得られる結果を予想しつつ実験や演習の課題に取り組む
  6. 得られた結果を工学の知識(物理学や化学)及び関連する領域の知識に基づき考察する
  7. 論理立てて物事を人に伝える(文章、発表)

指定科目について

○学部共通の科目

ポイント付与基準も学部共通

  • 創造工学研修(学外発表へのポイント付与については要申請)

○各学科の指定科目

機械知能・航空工学科
機械知能・航空研修I・II
卒業研究
電気情報物理工学科(H26入学生までは情報知能システム総合学科)
数学物理学演習I・II
電磁気学基礎演習
プログラミング演習A・B
電磁気学I演習
数学演習
量子力学演習
統計力学演習
情報処理演習
電気回路基礎演習
情報基礎演習
電気回路学I演習
物理数学演習
物性物理原論A・B演習
集積回路設計演習
実験A・B・C・D
各コースセミナー
卒業研修
化学・バイオ工学科
化学・バイオ工学研修
化学・バイオ工学セミナー
各コースセミナー
卒業研修A・B
材料科学総合学科
材料科学総合学実験
材料科学総合学基盤研修
材料科学総合学卒業研修
建築・社会環境工学科【土木系3コース】
基礎設計A・B
景観デザイン演習
各コース演習I・II
建築・社会環境工学演習
社会環境工学実験
各コース研修A・B
建築・社会環境工学科【建築系2コース】
各コースの必修及び選択必修科目
全学教育科目の基幹科目のうち10科目
芸術の世界
人間と文化
歴史と人間社会
経済と社会
法・政治と社会
社会の構造
自然界の構造
科学技術とエネルギー
自然と環境
科学と情報
全学教育科目の展開科目のうち10科目
論理学
哲学・倫理学
文学
歴史学
社会学
心理学
法学
経済学
文化人類学
人文地理学

 

○大学院の科目

工学研究科
セミナー
特別研修
修士研修
イノベーション創成研修
修士設計
情報科学研究科
ゼミナール
修士研修A・B
イノベーション創成研修
情報教育デザイン論A・B
情報教育デザイン論プロジェクト研究
環境科学研究科
修士セミナー
修士研修
医工学研究科
PBLゼミナール
修士研修